~古来から珍重~
烏骨鶏は、古来中国より薬用鶏・鑑賞鶏として珍重されてきた鶏です。 羽は普通のニワトリなどとは違い絹糸のように細く、「繊毛鶏」(中国)や「絹糸鶏」(日本)という別名ももち、欧米では「鶏の女王」とも呼ばれています。 身体は皮膚・肉・骨までが黒く、このような生物は、世界でも他に例を見ません。 肉・卵などは、古くから大変な薬効があるとされており、唐代の詩人杜甫(712~770)も、その薬効を記述しているほどです。
~食べられる天然記念物~
産卵数が月5~6個と少なく繁殖力が弱いため、徐々にその数を減らし、昭和17年には国から天然記念物の指定をうけ、保護されています。 しかしこれは、「特別指定」ではなく「種として保存する」ための指定ですので、卵や個体を食べても何ら問題はありません。つまり「食べられる天然記念物」なのです。 烏骨鶏はその数の少なさと、近年の健康志向・グルメブームによって、超高級健康食品として再び注目されています。
■こんな方におすすめ
骨粗鬆症(65歳以上の女性の50%が罹病)予防に カルシウム・・・鶏卵の約5倍